メモリアルフォトとは
メモリアルフォトって?
元来、メモリアルフォトとは、出産・七五三・成人式・結婚式など「人生の節目」に撮る写真の事を指し、街の写真館で撮影する習慣がありました。 最近は写真館そのものが少なくなったり、デジタルカメラやスマートフォンの普及で写真館で撮る機会が少なくなりましたね。
「終活」ブーム
近年、ご自信の最後に真剣に取り組む「終活(しゅうかつ)」が話題となっております。 生前に身辺の整理をしたり、葬儀の予約をしたり、遺言を準備したり・・・。 そのなかで、葬儀の際に使用する写真「遺影」を予め用意する「生前遺影」も話題となっており、いつの頃からか「メモリアルフォト」と呼ばれるようになりました。
遺影を準備する人は「1割未満」
葬儀の際に使用する「遺影写真」。なんとその9割以上の方がスナップ写真からの引き伸ばし写真だそうです。 いざ、と言う時。残されたご家族にとっては写真を探す手間というのが想像以上に負担となるもの。 残念な事に、生きとし生けるものには必ず終焉があります。また、それがいつやってくるか、誰にも解りません。
遺影写真の意外な「効果」とは
残されたご家族にとって、毎日見る大切な人の「遺影写真」はとても大切なもの。 飾ってある「遺影写真」にかけがえのない想い出がどんどん集約されていきます。 供養とは、残されたご家族が心の整理をする為のもの、という話を聞いた事がありますが、毎日眺める大切な方の「遺影」がスナップ写真というのは、ある意味で残念なのかも知れません。 また、「遺影」は孫子の代まで残る、いわば「生きた証」。どのような人柄だったのか、どのような人生を歩んだか、そういった事が見る方に伝わる写真は「良い遺影」と言えるのではないでしょうか。
記念日のプレゼントにも
私たちは「生前遺影」を撮影する事が決して「不謹慎」だとか「縁起でもない」とは考えておりません。 元気なうちに写真を残しておく事は、今日の写真は二度と撮れない「未来の思い出」を残して行く事にもつながるからです。 銀婚式・金婚式、還暦のお祝い、敬老会のイベント、OB会のプレゼントなどで様々な形で撮影をしております。 そのようなお席で、決まってでてくるフレーズが「これから何十枚も撮ろうね」。 肩肘を張らずに、今日の自分を写真に撮る、それだけでも充分ではないでしょうか。
定期的な撮影をオススメ致します。
今日という日が二度と訪れないのと同様、人の姿も刻一刻と変化をしています。 毎年の記念日などに年に1回程度の定期的な撮影をオススメ致します。